お茶の水女子大学公認サークルOchas

2006年に当時3年生だった食物栄養学科一期生が、「授業で学習したことを実践に移す場がほしい」と考え、このサークルを立ち上げました。活動の目的は、現在7つに分かれて活動しているチームとしてのものと、Ochas全体としてのものとに分かれます。まずチームとしての目的について説明します。
本学の生協食堂と協力して、TABLE FOR
TWO(TFT)という活動を行っているインターナショナルチームは、「食堂で提供するTFTのメニュー開発を通して食の国際的な問題について学ぶ」ことを目標として活動しています。途上国の飢餓・貧困問題、自立支援、そして先進国の飽食(食糧自給率・廃棄率・肥満)の問題について考え、取り組んでいます。鹿児島県の製茶会社である下堂園と共同でレシピ茶を開発し販売しているお茶チームは、「人と人との間で文化を伝えるお茶を作る」ことを目標として活動しています。企業やお菓子屋さんとコラボし、学園祭やオープンキャンパスで販売する商品を開発するお土産チームは、「お茶大の代表となるお土産を作る」ことを目標として活動しています。食プレチームは、「食に関する知識とプレゼンテーション能力の向上」を目標として食に関するテーマについて調べてプレゼンを行っています。スイーツチームは、「野菜やヘルシーな食材を使って一工夫したスイーツのレシピを作成し、たくさんの人に発信していく」ために、手作りスイーツのレシピを開発し、本学の学園祭である徽音祭での販売を行っています。ナーサリーチームは、本学附属のいずみナーサリーで、おやつ作りや子どもの保育のボランティアを行い、「おやつ作りや保育のボランティアを通して幼児の食育について学ぶ」ことを目標としています。本学キャンパス内にある畑で野菜を育て、収穫して食べたり、果実酢や果実酒を作ったりしているファームチームは、「ついつい忘れがちな一次生産者の視点を持ち、より食べ物への理解を深める」ことを目標として活動しています。
これらのチーム共通の活動目的として、食や栄養に関する企画を自分たちで立ち上げ実行し、実際に成功体験や失敗体験を積むことで、やってみることの大切さを学び自己実現につなげることや、活動を通じて得た喜びや楽しみを自己の向上の糧にすることなどを掲げています。さらにもう一つ重要な目的があります。それは、大学で得た栄養学的知識や自分の得意分野を活かして「食の四次機能」を社会に発信し、また、食と栄養に関する知識を普及させ、多くの人の健康増進に寄与する、ということです。食の三機能のうち、一次機能は栄養学的機能(カロリー、タンパク質、脂質、糖質、ビタミンなど、必要な栄養素を補給して生命を維持する機能)、二次機能はおいしさの機能(色、味、香り、食感など、食べた時においしさをもたらす機能)、三次機能は生体調節機能(生体防御、体調リズムの調節、老化制御、疾患の防止、疾病の回復調節など生体を調節し健康維持に関わる機能)だといわれています。そして食の四次機能とは、実際には存在しませんがOchasが新たな概念として創り出したもので、一次機能から三次機能の成分的な視点からだけでは説明できない「心理的効果」の機能を考えたものです。食事や食事をする環境、その他の要因から感じられる喜びや楽しみ、癒やし、安心感など、食を通じて得られるプラスの感情を指します。2014年度からこれを「食べる幸せ」と言葉を分かりやすくして説明しています。
Ochasを立ち上げた食物栄養学科の学生のみならず、現在ではお茶の水女子大学公認サークルとして、他の様々な学科の学生とも力を合わせて取り組んでいます。