第6回:食と農林漁業大学生アワード【2017】
開催レポート
運営者の声
本年度リーダーより
今年で「食と農林漁業大学生アワード」は6年目を迎えました。今年も多くの団体からご応募をいただき、無事開催することができました。ありがとうございました。
書類選考を通過したファイナリスト9団体は東京の丸の内で食や農林漁業に対する熱いプレゼン合戦を繰り広げました。プレゼンテーションには「地域や農業、食の発展・再生」に尽力したいという熱い想いが溢れており、「その活動に関わりたい」と思わせるほどで、思わず 食と農林漁業大学生アワード後、活動地域に足を運んでしまいました。
この溢れ出る熱い想いはファイナリストだけではなく、全国の団体が持っているものだと僕は考えています。今後も全国の仲間がお互いに切磋琢磨できる環境を作り出していきます!
(巽 友樹)
メンターより
学生時代に食や農業に関連するサークルで活動していた社会人と農林水産省の若手職員で、各団体のプレゼンにアドバイスをさせて頂きました。
10月中旬に決勝進出団体が決まってから、メールや電話での打合せを重ね、大学生アワード前日に行われたリハーサルでは、1日がかりでプレゼン内容の最終確認を行いました。大学生アワード本番では、各団体の日頃の地道な努力とその成果がオーディエンスに伝わるような発表となったと思います。
大学生一人ひとりの食や農業に対する想いにふれ、私たち社会人も、それぞれの立場から日本の農林水産業を盛り上げていく決意を新たにすることができました。
開催概要
日程
<前日リハーサル>
日程:2017年11月3日(金・祝)
場所:農林水産省(東京都千代田区)
<本選>
日程:2017年11月4日(土)
場所:丸の内 MY PLAZA(東京都千代田区)
ファイナリスト(発表団体)
※10団体選出のうち、1団体辞退のため9団体が本選にてプレゼンを実施しました。
①東京都 産業能率大学 倉田ゼミ
②兵庫県 地域密着型サークル にしき恋
③鳥取県 NPO法人学生人材バンク農林16きっぷプロジェクト
④熊本県 東海大学チャレンジセンター阿蘇援農コミュニティープロジェクト
⑥東京都 東大むら塾
⑦京都府 きっかけ食堂
⑧兵庫県 AGLOC
⑨新潟県 食育サークルHeart
⑩福岡県 九州大学狩猟研究会
審査員
【審査員長】
・生源寺 眞一 様
(国立大学法人福島大学 教授)
【審査員】
・田宮 和史郎 様
(株式会社日本農業新聞)
・能重 正規 様
(キリンビバレッジ株式会社 営業本部 営業部 価値営業推進担当 担当部長)
・金子 健斗 様
(全国農業青年クラブ連絡協議会 副会長)
・佐藤 元信 様
(株式会社パソナ農援隊 アーバンファーム事業部長 コンサルティング事業部 東日本ユニット長)
「農林水産大臣賞」受賞団体
東海大学チャレンジセンター阿蘇援農コミュニティプロジェクト
所属大学:東海大学
活動拠点:熊本県阿蘇地域
受賞団体の声
私たちは今回のアワードが初めての参加でした。そのような私たちは、熊本県阿蘇地域の農家さんを援助し、自らも学ぶということを目的に活動しています。また、昨年度の熊本地震後からは農家さんの復興ということも念頭に活動してきました。そのような活動を評価していただき、農林水産大臣賞をいただけたのではないかと思っています。
受賞直後は実感があまりありませんでしたが、大学での表彰や、阿蘇の高校に講演を依頼されたりして、改めて受賞したことの喜びと価値について気付かされました。これを機に、われわれの団体を周囲に知ってもらい、農家さんとのつながりをより強固なものにできればと考えています。
参考
・東海大学「阿蘇援農コミュニティープロジェクトが「第6回食と農林漁業大学生アワード」で農林水産大臣賞を受賞しました」
https://www.u-tokai.ac.jp/about/campus/kumamoto/news/detail/post_931.html
・東海大学「阿蘇援農コミュニティープロジェクトが阿蘇中央高校で特別講師を務めました」
https://www.u-tokai.ac.jp/academics/undergraduate/agriculture/news/detail/post_57.html
・九州農政局「「阿蘇援農コミュニティープロジェクト」(熊本県熊本市)」
http://www.maff.go.jp/kyusyu/portal/toprunner/1805_asoennou.html
・「平成29年度 食料・農業・農村白書」掲載ページ242p
http://www.maff.go.jp/j/wpaper/w_maff/h29/pdf/1-4-2.pdf
ほか多数。